2016年01月11日22:41『しあわせのパン』に癒されて
先日、札幌に住む又従姉妹に
『北海道で私が好きそうなオススメのスポットはどこ?』って聞い たら、
『ニセコもいいし、洞爺湖の月浦の辺りがいいよ。 』と教えてくれました。

洞爺湖は結婚25周年のお祝いに、家族4人で訪れた思い出の地です。
私にとって生まれて初めての北海道でした。

洞爺湖には1泊したのですが、のどかな自然や美しい景色が気に入って
翌朝の出発が残念で仕方なかったことを思い出し・・・
もう一度あの景色が観たくてたまらなくなりました。
でも、今は北海道は雪の中。
しばらくは行けそうにありません。

彼女に映画『しあわせのパン』の舞台になっていると聞き、
早速DVDを借りてきました。

『しあわせのパン』は本当に素敵な映画でした。
洞爺湖をバックにした映像の美しさはもちろんの事
ゆったりと流れる時間や、人の優しさや温かさも、
私の心に届き、とても癒されました。

また、天然酵母の焼きたてのパンがあまりにもおいしそうで、
見ているだけで心が温かくなりました。
家庭菜園で育てた野菜や、地場の野菜での素材を生かしたお料理も
私の感性にピッタリで、繋がるものを感じました。

素材を大切にして心を込めて作るパンと手料理、丁寧に入れたコーヒー。
目には見えないけれど、お料理に込められた優しさは、
人の心にちゃんと届くのだと、
今後の人生へのヒントが散りばめられた映画でした。

エンドロールで流れる『ひとつだけ』も素晴らしすぎて、
とても心に響き、何度も何度も聴きました。

映画の中でテーマとなる絵本があります。

《月とマーニ》
みしまゆきこ 

少年マーニは 自転車かごに月を乗せて
いつも東の空から 西の空へと走って行きます。

太陽を乗せた少女ソルがやってくると
マーニは少しおやすみします。

ある日 マーニが歌いながら自転車を走らせていると
やせ細った月が言うのです。
「ねえマーニ、太陽をとって。
一緒にお空にいると とってもまぶしくって。」

「だめだよ、太陽をとったら困っちゃうよ。」
「誰が?」
「僕だよ。」
「どうして?」
マーニはきっぱり言いました。

「だって太陽をとったら君がいなくなっちゃうから。」

そしてこう続けました。
「そしたら夜に道を歩く人が迷っちゃうじゃないか。」

「大切なのは
君が、照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ。」

そしてそれからずっと
いつまでも月とマーニは自転車に乗って
毎日夜空を渡っています。」


月浦には実際にゴーシュという名前で舞台になったカフェがあるそうです。
6月になったら、絶対に洞爺湖に行こうと決めました。






 


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