2017年03月27日22:55役割ではなく・・・ひとりの人間として
先日のことです。

夫との何気ない日常会話の中で、 夫が私のことを「おまえ・・・」と言った言葉がやけに引っかかり・・・

『おまえって言われるのなんか嫌。。。「おまえ」はやめて欲しいわ。』by 私。

突然の申し出に夫はキョトンとしています。

そりゃそうですよね〜。
結婚して37年間、ずっとそんな感じできていて、私は自分の名前を呼ばれたことはなかったのですから。

周りの夫婦が名前を呼んでもらっているのを見るにつけ、『いいなぁ』と羨ましく思ってはいたのですが、そう言う私も夫のことを子供が生まれてからは『パパ』
そして今は『お父さん』と呼んでいます。

私は長女で、小さい頃から『姉ちゃん』と呼ばれていたのですが、大人になってからも父が私のことを『姉ちゃん』と呼ぶことがとても嫌で、
『私はお父ちゃんの姉ちゃんじゃない!』といつも心の中で思いながらも、
一度も口に出すことがないまま、父とは永遠の別れになりました。

今から8年前にエサレンボディーワークの資格取得の為に、バリで1ヶ月を過ごしたことがあります。
国際クラスで勉強するなんて私にとっては人生最大の冒険だったのですが、
クラスの中では私は『さちこ』と名前を呼ばれることがとても新鮮に感じ、
そして同じ日本人の仲間からは『さっちゃん』と呼ばれることも心地よく感じていました。

私は役割でなく、ずっと自分の名前を呼んで欲しかったのだと思います。

子供達もそれぞれに家庭を持ち、今は夫と二人きりの暮らしになりました。
夫が退職してからは、四六時中一緒にいる生活の中で小さな亀裂が重なって、今までにないほどよく喧嘩をするようになりました。

このままではいけないな。。。
その原因を紐解いてみると、『距離感が近すぎる』ってことなのかも知れないと思ったのです。
物理的な距離感はもちろんのこと、精神的な距離感も近すぎて、ひとりの人間として尊重することができなくなっていることが大きな問題なのではないかと。

夫婦だって小さな社会。
その社会を円滑に運営していく為には、慣れすぎず、甘え過ぎず、最低限の礼節をわきまえて生活することが必要なんだろうな・・・と。
いつの間にか全てが当たり前になりすぎて、感謝の気持ちもなくなっていることにも気がつきました。

そんな思いの中での私の提案は、
まずは『おまえ』『お父さん』という呼び方をやめてみようと言うこと。
半分冗談みたいな提案なのですが・・・私は本気。

関係性の改善には直接的ではないかも知れないのですが、小さな行動の変化で意識が変わるかも知れないと思ったからです。
最初は面食らっていた夫ですが、私の思いを理解した後は、一緒に考え始め・・・

夫の名前は『まさひこ』4文字で呼びにくいし、『まさひこさん』では硬すぎる。
そこで学生時代『チュータ』と呼ばれていたので、『チューさん』にしようということに。(笑)
これを聞いた娘は大笑いでしたが・・・

そして私は『さっちゃん』

そう決めてから3日が経過しますが、私たちの間で全くその呼び名が飛び交うことありません。
今でもつい『お父さん』と言っている私ですが、その精神は忘れずにいたいと思っています。

これからの長い人生を一緒に暮らすなら、もう一度新たなスタートラインに立ち、関係性を再構築する時期に来ているかも知れません。

お互いを尊重し、適度な距離感を保ちながら・・・
気持ちよく笑って過ごせたらいいなぁ〜。










 

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