2021年02月17日19:5188歳 母の新しい生活のスタートです。
本日母の引っ越しが終わり、またまた母の新しい生活が始まりました。

母は大阪の自立型のマンションでひとりで暮らしていたのですが、心臓が悪い上、骨粗鬆症により身体の痛みもあります。
気持ちは元気なのですが、身体の方はついていかず・・・
次第にひとりで暮らしには不安を覚えた母を、私の近くに連れてきたのは今からちょうど2年前のことです。

当時我が家の近くの介護施設を探したけれど見つからず、奈良にある医療法人の施設を見つけました。
病を抱える母にとって看護師さんが常駐ということが決め手になり、新生活をスタートさせたたのですが・・・
母は長年の生活スタイルから食へのこだわりが強く、舌も肥えています。
父がいなくなってからは自由気ままな食生活をしてきたので、その施設の食事が口に合わず、また制限の厳しい環境にも馴染むことができなかったようです。
週3回のディサービスは気に入って行っていたのですが、母はいつのまにかどんどん元気を失っていきました。
時々外食したり、我が家に連れてきたり、手作りの料理を届けたりはしてはいたのですが、解決の糸口を見つけることができないまま・・・

『このまま母にもしものことがあったら私はきっと後悔する 。。。』
そう思った私は転居を考慮に入れ、もう一度介護施設を探し始めたところ、1年前に探した時には満室だった施設の隣に、自立型の介護施設を併設するとのミラクルな情報を手に入れたのです。

自立型で食事がついていないということが懸念材料ではありましたが、我が家から車で5分もかからない上、新築で対面キッチンもお風呂も付いている羨ましいほどの快適な空間です。

自由を求める母にとってはピッタリで、私も頻繁に出入りすることもでき、ひ孫たちとも今まで以上に会うことができるのも楽しみで、完成と同時に入居を決めました。
お気に入りのディサービスも週3回継続することができ、母は『今が一番幸せ』だと言ってくれました。
昼と夜の食事サービスも始まり、これ以上の恵まれた環境はないと私も安心していたのですが・・・

しかし、それもコロナの影響で状況が大きく変化しました。
あんなにも気に入っていたディサービスも禁止され、昨年12月からは家族との面会すらできなくなり、母は狭い部屋の中に閉じ込められた生活を余儀なくされました。

母だけではなく殆どの介護施設は同じ状況だと思いますが、他と違うのは自立型だということ。
そのため全てのケアをしてもらうことができず、週3回の50分のヘルパーさんだけでは目が届かないことも多くなりました。
とにかく薬の管理だけは介護サービスに組み入れてもらいましたが、私が部屋に入って様子を見たり手伝うこともできません。
母は寝て過ごすことも多くなり、足腰もすっかり弱ってしまいました。

毎月のように色んな問題が起こり、その度にサービス担当者に相談をする生活にもすっかり疲れ果てていた時。。。
ケアマネさんから自立型でなはない施設への転居を勧められました。

まさか引っ越しまでは考慮に入れていなかったのですが、この状況がいつまで続くのか先の見えない状態で、一応見学だけでもと紹介された施設に行ってみたところ、所長さんの優しさや考え方、その施設の温かな雰囲気に感動。
季節のお花に彩られた玄関や所々に設えられた小さな心配りに、母の感性にはピッタリだと感じ、とにかく申し込み順番を待つことにしました。
12月初旬のことです。
半年くらいはかかるだろうと思っていたのですが、1月末、ケアマネさんから『部屋が空きました。』との連絡が。
あまりに突然のことに戸惑い、私立奈良病院の神経内科を受診。
『今はまだ大丈夫かもしれないけれど、半年後はどうなるかわからないから、入ることを勧める。』
とおっしゃった先生の言葉が決め手となり、思い切って入居を決めました。

今の施設にも良くしていただき、コロナでなければまだずっとここでお世話になったことだろうと思います。
お気に入りのディサービスにも行けなくなり、部屋に一人で閉じこもる生活では不安も多い上、昼、夜の食事サービスの内容が母には満足できず、そのストレスが余計に食への執着を強くしていているようでした。
私のできることは週に2〜3回母が満足するものを届けることだけ。
そんな中、新しい施設は所長さんが『食事はおいしいです。』そう自信を持って言って下さることが大きな希望でした。

荷物より一足先に母が入居した母から昨夜電話があり、
『食事がすごくおいしい!』

野菜たっぷりで味付けが好みの昼食の内容。
ご飯がおいしすぎておかわりをしようかと思ったこと。
3時のオヤツにイチゴが載っている手作りのパンナコッタができたこと。
夕食は大好きなは八宝菜だったこと。
少し興奮気味にメニューを詳しく伝えます。

『そう!良かったね。良かったね。』
私は何度も繰り返し、ホッと胸を撫で下ろしました。

この選択が正解だったのか、私の中では最後まで迷いがありましたが、自由に動けない老人にとっては『食を満足させる』ことが心の安定に繋がるのだと、ようやく今回に選択にYESを出すことができました。

今はまだ始まったばかり。
普段の生活が始まると、また色んな問題が起き、母の不満も出てくることだと思いますが、看護師さんやスタッフの見守りがある環境で、安心して生活できることが今の母にとって一番必要なことには違いなく。
また状況が変わればそれに応じて変化させていけばいいのだと、今は流れに身を任せ、少し離れたところで見守っていきたいと思いました。

このまま母の日常が穏やかでありますように・・・
母がずっと笑顔でいられますように・・・

ただ祈っています。

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