2021年06月01日11:30アロマのお話 その5 《ペパーミント》

今回の『アロマのお話』はペパーミントです。

ミントの仲間は色々ありますが、清涼感のあるスッとした芳香は、ミント特有のメンソールという成分によるもので、ガムなどの菓子類や、歯磨き粉や、化粧品にも使われていて、みなさんにも馴染みの深い香りだと思います。
中でも最もポピュラーなのがペパーミントです。

我が家の庭にはペパーミントがいっぱい育っています。
ペパーミントの繁殖力は半端なく強く、種と地下茎でどんどん増えて、他の植物を駆逐してしまうハーブで、『ミントテロ』とも言われるくらい。

先日のブログにも書いたのですが、ジューンベリーの近くに植えていたペパーミント。
いつしかどんどん広がってジューンベリーの足元にまで侵食し、元気がなくなったのはペパーミントのせいではないかと疑い、ジュンベリーの周りは全て抜き去ったくらいです。

今は広がらないように場所を限定して育てていますが、相変わらず元気はいっぱいです。

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2種類のペパーミントとスペアミントを育てています。

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私がミントを沢山育てたかったのは、ハーブティーの材料としてはもちろんなんですが、『ミントシロップ』を作りたかったから。
ミントシロップはサッパリとおいしくて夏にはうってつけの飲み物です。

そんな訳で今朝はミントの収穫をしました。

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葉っぱだけで100g欲しかったので、このくらいで大丈夫ね。

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収穫した葉っぱをきれいに洗い、沸騰した鍋の中に砂糖を加え、ペパーミントを入れてエキスを抽出します。
超簡単にミントシロップの出来上がり〜。

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これを炭酸で割っていただきます。
かなりおいしいですよ。

ミントシロップの作り方はクックパッドに投稿済みです。
             
          



後は葉っぱをサッと洗って逆さまに干して、ハーブティー用に乾燥中。
ハーブティーにすると、食べすぎなどの消化促進や、胸やけなどにも効果があります。
また気持ちのリフレッシュにもいいですよ。
詳しい効能は後述の『アロマのお話』に書いています。

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以上はハーブとしてのペパーミントの利用法。
ここからはアロマ精油のペパーミントのお話をしますね。


《アロマ精油としてのペパーミント》

多くの種類があるペパーミントは精油は、ヨーロッパの原産ですが、日本にもアメリカ合衆国にも生育していて、現在はアメリカがペパーミントの主要生産国のなっています。

抽出部位は葉、蒸気蒸留法で抽出します。
ペパーミントはパワフルで圧倒するような香りを持つ精油のため、用量には十分の配慮が必要です。

ペパーミントのメンソールの香りは頭をスッキリさせ、気分をリフレッシュさせるのに効果があり、眠気や精神疲労を取り去ります。
乗り物酔い、時差ぼけ、鼻詰まり、花粉症、頭痛などにも有効です。

私は乗り物にはあまり強くないので、海外旅行には必ずペパーミントを持っていきます。
コロナが蔓延する以前でも長時間のフライトでは乾燥を防ぐために必ずマスクを着用していましたが、その中に一滴のペパーミントオイルは欠かせません。
ペパーミント一滴の爽やかな香りが長いフライトの疲れを癒し、気分を爽快にさせてくれますよ。

また消化器系の不調を整えるはたらきもあり、胃もたれ、食欲不振、消化不良、下痢、腹痛などにも効果があります。
私は消化器系の不調に関してはハーブティーとして利用することが多いですが・・・

ペパーミントは加温効果と冷却効果の両方があり、解熱や筋肉痛緩和にも利用されています。
炎症が起き、熱を持っている場合は、ペパーミントを加えた水に浸したタオルで患部を冷湿布するといいですよ。
また冷却作用は怒りやイライラなどの精神的な興奮に対して鎮静作用があるので、ペパーミントの香りは手助けになってくれることでしょう。

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また風邪の予防や、鼻詰まりや喉の痛みなど風邪の症状の緩和にも有効です。
ティッシュに1滴落として吸い込んだり、マグカップに熱湯を入れペパーミントを1滴落として蒸気を吸入したり、マスクスプレーを作ったり、芳香器を使って拡散させるなど、色々な方法での効果が期待できます。
ただし皮膚や粘膜を刺激する場合があるので、吸入の場合は目を閉じて行うなど、使用には注意が必要です。

私は全身のマッサージには基本的にペパーミントは使いませんが、目的を持って局所的に用いることはあります。
皮膚に使用する時は、必ず薄い濃度に希釈して下さいね。

後、オススメはお掃除に利用することです。
ティッシュペーパーにペパーミントを一滴落とし、まずはそのティッシュを吸い込んでから掃除機をかけると、爽やかな香りが部屋に広がって、部屋の空気もクリアになって気持ちいですよ。

生でも精油でもお役立ちのペパーミント。
みなさんも生活に取り入れてみてはいかがですか?


《過去のアロマのお話》





 




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