奈良
2024年02月03日21:43火渡りしたよ〜♪《元興寺節分会にて》
今日は節分です。
大阪に住んでいる時は毎年『あびこ観音』の節分祭に行っていたのですが、今年は奈良の『元興寺』で行われている『節分会』に行ってみることにしました。
節分会は、邪気を払い一年間の無病息災を祈る儀式で、元興寺では『柴燈大護摩供』(さいとうおおごまく)と言って護摩木を炎に入れて燃え尽くした後、火渡りがとり行われます。
もう随分前のことですが私は火渡りを経験したことがあり、今回は夫と娘たちを誘って一緒に訪れることにしました。
元興寺までは家から車で20分程で到着しました。
まずは護摩木に願い事を書いて、火渡りの申し込みをしてから境内に入ります。
私たちが到着したのは12時を少し回っていたので、すでに本殿(極楽堂)で法要が始まっていました。
境内では青々としたヒノキ(ヒバ?)の葉がきれいに盛られていて『柴燈大護摩供』の準備が整っていることが伺えます。
燃やす護摩木が並べられています。
12時半になると行者さんたちの『お練り』があるとの放送が入りました。
南西の角の弁天社の方に向かいます。
本堂(極楽堂)
般若心経が唱えられています。
次の場所に移動します。
禅室の前を通り本堂前に戻ります。
午後1時に儀式が始りました。
行者と僧侶が入場します。
午後2時、準備完了です。
まずは行者さんが渡ります。
この後は一般の人も渡ることができます。
私たちは大量の煙が運んだ灰で頭も洋服も真っ白になっています。
ススを払っている時に気がついたのですが・・・
煙の中に混じっていた火の粉が飛んだのでしょう。。。
私のとっておきのダウンに穴が空いているではありませんか。
大ショックです!!
孫たちがの着てきたダウンにも穴が。。。
『このような行事に参加の折には、ダウンは着てこないこと』
そんなことも学んだ貴重な体験になりました。
気を取り直して、火渡りをしました。
以前に経験した時はかなり熱かったのですが、今回は全く熱くなくて・・・ちょっと残念だったくらいです。
私の次は颯が渡ります。
最初は怖がっていた晴も、にいにに続いて挑戦しますよ。
勇気を出して偉かったね。
きっと元気で・・・そして、もっと強く逞しくなるよ。
火渡りの神事をした人は豆まきにも参加することができます。
私たちも豆まき会場に向かいます。
人がいっぱいで写真は撮れなかったのですが、夫は3個GETしましたよ。
私と娘は0個です。。。
2人にはもっと身長が必要なようで
こんな伝統ある行事に参加することができて本当に良かったです。
子供たちにも心に残る貴重な体験になったことだと思います。
このような恵まれた地域に住んでいるのですから、奈良や京都の伝統ある行事にもっと積極的に参加したいなと思いました。
帰りに巻き寿司を買って帰ります。
とても充実した節分になりました。
今年はきっといい年になりそうな予感。
さぁ、今から豆まきしようっと。
大阪に住んでいる時は毎年『あびこ観音』の節分祭に行っていたのですが、今年は奈良の『元興寺』で行われている『節分会』に行ってみることにしました。
節分会は、邪気を払い一年間の無病息災を祈る儀式で、元興寺では『柴燈大護摩供』(さいとうおおごまく)と言って護摩木を炎に入れて燃え尽くした後、火渡りがとり行われます。
もう随分前のことですが私は火渡りを経験したことがあり、今回は夫と娘たちを誘って一緒に訪れることにしました。
元興寺までは家から車で20分程で到着しました。
まずは護摩木に願い事を書いて、火渡りの申し込みをしてから境内に入ります。
私たちが到着したのは12時を少し回っていたので、すでに本殿(極楽堂)で法要が始まっていました。
境内では青々としたヒノキ(ヒバ?)の葉がきれいに盛られていて『柴燈大護摩供』の準備が整っていることが伺えます。
燃やす護摩木が並べられています。
12時半になると行者さんたちの『お練り』があるとの放送が入りました。
南西の角の弁天社の方に向かいます。
本堂(極楽堂)
般若心経が唱えられています。
次の場所に移動します。
禅室の前を通り本堂前に戻ります。
午後1時に儀式が始りました。
行者と僧侶が入場します。
午後2時、準備完了です。
まずは行者さんが渡ります。
この後は一般の人も渡ることができます。
私たちは大量の煙が運んだ灰で頭も洋服も真っ白になっています。
ススを払っている時に気がついたのですが・・・
煙の中に混じっていた火の粉が飛んだのでしょう。。。
私のとっておきのダウンに穴が空いているではありませんか。
大ショックです!!
孫たちがの着てきたダウンにも穴が。。。
『このような行事に参加の折には、ダウンは着てこないこと』
そんなことも学んだ貴重な体験になりました。
気を取り直して、火渡りをしました。
以前に経験した時はかなり熱かったのですが、今回は全く熱くなくて・・・ちょっと残念だったくらいです。
私の次は颯が渡ります。
最初は怖がっていた晴も、にいにに続いて挑戦しますよ。
勇気を出して偉かったね。
きっと元気で・・・そして、もっと強く逞しくなるよ。
火渡りの神事をした人は豆まきにも参加することができます。
私たちも豆まき会場に向かいます。
人がいっぱいで写真は撮れなかったのですが、夫は3個GETしましたよ。
私と娘は0個です。。。
2人にはもっと身長が必要なようで
こんな伝統ある行事に参加することができて本当に良かったです。
子供たちにも心に残る貴重な体験になったことだと思います。
このような恵まれた地域に住んでいるのですから、奈良や京都の伝統ある行事にもっと積極的に参加したいなと思いました。
帰りに巻き寿司を買って帰ります。
とても充実した節分になりました。
今年はきっといい年になりそうな予感。
さぁ、今から豆まきしようっと。
2023年02月06日19:00立春 Part 2(春日大社にて)
昨年の2月1日に夫の母が亡くなり、今年のお正月は喪中で初詣には行かなかったのですが、喪が明けた立春の2月4日、新しい年のスタートとして春日大社にお参りに行きました。
春日大社は初詣を始め、孫の宮参りや七五三などにも訪れていて、我が家にとってとてもご縁の深い神社です。
駐車場からは二の鳥居を抜けて参道へ。
《伏鹿手水所》
ここで手と口を清め、すぐ横の祓戸神社にお参りをしてから本殿に向かいいます。
祓戸神社は体と心を祓い清めて下さる神社です。
参道を進みます。
何度来ても私は石燈篭が並んだ参道が大好きです。
参道から本社まで石燈篭は2000基、釣り燈篭は1000基もあるそうですよ。
燈篭の間に鹿がいるのが絵になります。
何度もお辞儀をして鹿せんべいをおねだりします。
鹿せんべい持ってなくてごめんね〜。
南門が見えてきました。
南門前に出現石がありました。
境内に入ります。
昨年11月の孫の七五三で2度も特別拝観をさせてもらったので、今回は参拝所から拝むことに。
参拝所から御本殿を臨みます。
境内にある砂ずりの藤
満開の藤の写真が飾ってありました。
見事です!!
枝はすごい形状ですよね。
長い歴史を感じます。
こんなにも何度も春日大社にお参りに来ているのに、藤は咲いているのを見たことがなくて。。。
今年こそは満開の藤を見たいな。
万葉植物園にも行きたいです。
春日大社は本社4柱の神様に摂末社合わせて61社もあるとのこと。
若宮15社参りもすることにしました。
境内南側の奥之院参道沿いの15社は、人の生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守り下さるという神々です。
まずは若宮神社から。
本当は順番にお参りするみたいなんですが、意味がわからず適当に進んだらどうも反対から進んだようで順不同になってしまいました。。。
《金龍神社》
《平岡神社遥拝所》
15社をお参りする人は少なくて・・・本堂とは違いとても静かで神聖な雰囲気です。
春日大社は初詣を始め、孫の宮参りや七五三などにも訪れていて、我が家にとってとてもご縁の深い神社です。
駐車場からは二の鳥居を抜けて参道へ。
《伏鹿手水所》
ここで手と口を清め、すぐ横の祓戸神社にお参りをしてから本殿に向かいいます。
祓戸神社は体と心を祓い清めて下さる神社です。
参道を進みます。
何度来ても私は石燈篭が並んだ参道が大好きです。
参道から本社まで石燈篭は2000基、釣り燈篭は1000基もあるそうですよ。
燈篭の間に鹿がいるのが絵になります。
何度もお辞儀をして鹿せんべいをおねだりします。
鹿せんべい持ってなくてごめんね〜。
南門が見えてきました。
南門前に出現石がありました。
境内に入ります。
昨年11月の孫の七五三で2度も特別拝観をさせてもらったので、今回は参拝所から拝むことに。
参拝所から御本殿を臨みます。
境内にある砂ずりの藤
満開の藤の写真が飾ってありました。
見事です!!
枝はすごい形状ですよね。
長い歴史を感じます。
こんなにも何度も春日大社にお参りに来ているのに、藤は咲いているのを見たことがなくて。。。
今年こそは満開の藤を見たいな。
万葉植物園にも行きたいです。
春日大社は本社4柱の神様に摂末社合わせて61社もあるとのこと。
若宮15社参りもすることにしました。
境内南側の奥之院参道沿いの15社は、人の生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守り下さるという神々です。
まずは若宮神社から。
本当は順番にお参りするみたいなんですが、意味がわからず適当に進んだらどうも反対から進んだようで順不同になってしまいました。。。
《金龍神社》
《平岡神社遥拝所》
15社をお参りする人は少なくて・・・本堂とは違いとても静かで神聖な雰囲気です。
2022年04月05日19:31満開の桜を満喫《佐保川にて》
昨日(4/4)娘夫婦と一緒に佐保川の桜並木を観に行きました。
ずっと前から予定していたのに、数日前までは雨予報。。。
半分は諦めていたのですが、朝からきれいな青空が広がっています。
ホント、ラッキーです。
佐保川は奈良市を代表する河川で、奈良市内の中央部を南北に貫く形で約5kmに渡り壮大な桜並木が広がっています。
我が家から車で約20分。
佐保川に到着です。
満開の桜が咲き誇っています。
この桜並木がどこまでも続き・・・見応え十分です。
車を預けて、川の辺りをウォーキングすることにしました。
満開の桜並木は本当に素晴らしく、スマホでは表現しきれないくらいです。
こんなにもきれいなのに、平日ということもあるからか人にはほとんど会わないなんて・・・
都会の花見とは違ってとても長閑です。
晴くんは桜よりも道端に咲いている花たちが気になるようで、花をいっぱい集めながら歩いています。
《タンポポ》
《オオイヌノフグリ》
《ハナニラ》
花を摘んでは袋に入れて、そっとじいじにプレゼント。
私じゃないんだって。。。残念。
少し急斜面ですが、下に降りてみることにしました。
桜の下でおやつを食べて、ほっこりタイム・・・のはずでしたが・・・
動きの早い晴くんが、そのまま転がって川に転落しそうなんで、ヒヤヒヤタイムになっちゃいました。笑
今年も満開の桜を満喫することができて良かったです。
幸せな春の一日に感謝です。
ずっと前から予定していたのに、数日前までは雨予報。。。
半分は諦めていたのですが、朝からきれいな青空が広がっています。
ホント、ラッキーです。
佐保川は奈良市を代表する河川で、奈良市内の中央部を南北に貫く形で約5kmに渡り壮大な桜並木が広がっています。
我が家から車で約20分。
佐保川に到着です。
満開の桜が咲き誇っています。
この桜並木がどこまでも続き・・・見応え十分です。
車を預けて、川の辺りをウォーキングすることにしました。
満開の桜並木は本当に素晴らしく、スマホでは表現しきれないくらいです。
こんなにもきれいなのに、平日ということもあるからか人にはほとんど会わないなんて・・・
都会の花見とは違ってとても長閑です。
晴くんは桜よりも道端に咲いている花たちが気になるようで、花をいっぱい集めながら歩いています。
《タンポポ》
《ハナニラ》
花を摘んでは袋に入れて、そっとじいじにプレゼント。
私じゃないんだって。。。残念。
少し急斜面ですが、下に降りてみることにしました。
桜の下でおやつを食べて、ほっこりタイム・・・のはずでしたが・・・
動きの早い晴くんが、そのまま転がって川に転落しそうなんで、ヒヤヒヤタイムになっちゃいました。笑
今年も満開の桜を満喫することができて良かったです。
幸せな春の一日に感謝です。
2022年01月07日18:53春日大社に初詣に行きました
少し遅くなりましたが、今日は春日大社に初詣に行きました。
木津の地に引っ越ししてきて6年。
我が家から車で20分ほどで行ける春日大社はすっかり馴染みの深い神社となり、初詣だけではなく、孫のお宮参りや七五三にはいつも春日大社のお世話になっています。
表参道を歩きたかったので、春日大社の駐車場には入れず、飛火野の自然を楽しみながら歩くことに。
春日大社の西側に位置する飛火野は、広大な芝生が広がる空間で、鹿たちのパラダイスです。
大きなクスノキがありました。
もう少し近づいてみると・・・
この楠、遠くから見ると1本に見えるのですが・・・
実は3本のクスノキが一緒になって1本に見えているんですよ。
このクスノキは『飛火野の大楠』という巨樹で、明治天皇の玉座跡に植樹されたゆかりに場所とのことです。
私はこんな樹を見るといつも同じことを思います。
『まるで家族のようだな』って。
枝や葉っぱ、そして根が複雑にが絡み合い、1本の樹を形作っているけれど、元は3本の別々の木。
家族だって、それぞれがひとりひとり自分だけの根っこを張らせて生きているのだと。
考え方や生き方が同じでなくても当たり前のこと。
それぞれが別々の人格を持ち、ただ寄り添って生きているということを、改めてこのクスノキに教えられた気がして・・・人も自然も同じですよね。
参道を歩きます。
張り出した根っこはまるでガジュマルみたいだなと思いながら・・・
生命力がすごい!!
一ノ鳥居が見えてきました。
春日大社は手水舎も鹿ですよ。
苔むした灯籠が並びます。
本殿に到着です。
参拝所
お札をいただいてから、おみくじを引きました。
なんと!夫も私も『大吉』でしたよ!!
年の初めに『大吉』だなんて・・・なんだかテンションが上がります。
メッセージは
『人の言葉はさまざまです。それを聞き流さず、或いはこれに左右されてつまらぬ心配をしないで、注意深く聞くことが大切です。心がけ次第で世間のことはなんでも役にたつものです。』
人の言葉に左右されて気持ちが乱れがちな私にとって、このメッセージは深く心に響きました。
私の大好きな朱塗りの回廊。
人がいなくて最高でした。
冬枯れの若草山
静かで穏やかな初詣になりました。
今年はいい年になればいいなぁ。
木津の地に引っ越ししてきて6年。
我が家から車で20分ほどで行ける春日大社はすっかり馴染みの深い神社となり、初詣だけではなく、孫のお宮参りや七五三にはいつも春日大社のお世話になっています。
表参道を歩きたかったので、春日大社の駐車場には入れず、飛火野の自然を楽しみながら歩くことに。
春日大社の西側に位置する飛火野は、広大な芝生が広がる空間で、鹿たちのパラダイスです。
大きなクスノキがありました。
もう少し近づいてみると・・・
この楠、遠くから見ると1本に見えるのですが・・・
実は3本のクスノキが一緒になって1本に見えているんですよ。
このクスノキは『飛火野の大楠』という巨樹で、明治天皇の玉座跡に植樹されたゆかりに場所とのことです。
私はこんな樹を見るといつも同じことを思います。
『まるで家族のようだな』って。
枝や葉っぱ、そして根が複雑にが絡み合い、1本の樹を形作っているけれど、元は3本の別々の木。
家族だって、それぞれがひとりひとり自分だけの根っこを張らせて生きているのだと。
考え方や生き方が同じでなくても当たり前のこと。
それぞれが別々の人格を持ち、ただ寄り添って生きているということを、改めてこのクスノキに教えられた気がして・・・人も自然も同じですよね。
参道を歩きます。
張り出した根っこはまるでガジュマルみたいだなと思いながら・・・
生命力がすごい!!
一ノ鳥居が見えてきました。
春日大社は手水舎も鹿ですよ。
苔むした灯籠が並びます。
本殿に到着です。
参拝所
お札をいただいてから、おみくじを引きました。
なんと!夫も私も『大吉』でしたよ!!
年の初めに『大吉』だなんて・・・なんだかテンションが上がります。
メッセージは
『人の言葉はさまざまです。それを聞き流さず、或いはこれに左右されてつまらぬ心配をしないで、注意深く聞くことが大切です。心がけ次第で世間のことはなんでも役にたつものです。』
人の言葉に左右されて気持ちが乱れがちな私にとって、このメッセージは深く心に響きました。
私の大好きな朱塗りの回廊。
人がいなくて最高でした。
冬枯れの若草山
静かで穏やかな初詣になりました。
今年はいい年になればいいなぁ。
2021年08月16日23:08灯籠のない・・・東大寺万灯供養会
昨日8月15日、東大寺の万灯供養会に行ってきました。
万灯供養会とは、大仏様に灯籠をお供えして諸霊の供養を行う行事で、参道に並べられた約2500基の灯籠に火が灯り、とても幻想的な雰囲気を味わうことができます。
毎年、夫と私の実家の先祖代々の供養のために2基の灯籠を申し込んでいたのですが・・・
でも今年はコロナウィルス蔓延で、昨年に引き続き灯籠の配置は中止になり、法要だけが行われることになりました。
私たちは少し早めに到着しましたが、今年は特に人が少なく、鹿さんものんびりムードです。
《南大門》
灯籠のある年は夕刻一旦閉門し、中門の前に並んで開門を待ちますが、今年はそのまま入ることができました。
《中門》
普段は大仏殿の中でしか拝見できない大仏様のお顔を大仏殿正面の観相窓から拝むことができます。
午後6時45分に観相窓が開くのを待ちます。
《大仏殿》
日没前の空がきれいでした。
観相窓が開き、大仏様がお顔を覗かせます。
大仏殿の中に入ります。
午後7時からは僧侶が華厳経を唱え、祈願帳に従って名前と願いごとを読み上げて供養を行います。
私たちもその場でお祈りしました。
先祖供養に来たのですが、世界中のコロナの終息と平和な日々を祈らずにはいられませんでした。
お参りを終えた時にはすっかり日が落ちて・・・
灯籠がなくても幻想的で美しい光景になりました。
灯籠がないのは残念でしたが、その分観光客が少なくて、こんなにも静かにお参りできたのは初めてでした。
今年もお参りができて良かったです。
来年は参道に沢山の灯籠が並びますように・・・
伝統的な行事が途絶えることなく、いつまでも続きますように・・・
そう願いながら、大仏殿を後にしました。
万灯供養会とは、大仏様に灯籠をお供えして諸霊の供養を行う行事で、参道に並べられた約2500基の灯籠に火が灯り、とても幻想的な雰囲気を味わうことができます。
毎年、夫と私の実家の先祖代々の供養のために2基の灯籠を申し込んでいたのですが・・・
でも今年はコロナウィルス蔓延で、昨年に引き続き灯籠の配置は中止になり、法要だけが行われることになりました。
私たちは少し早めに到着しましたが、今年は特に人が少なく、鹿さんものんびりムードです。
《南大門》
灯籠のある年は夕刻一旦閉門し、中門の前に並んで開門を待ちますが、今年はそのまま入ることができました。
《中門》
普段は大仏殿の中でしか拝見できない大仏様のお顔を大仏殿正面の観相窓から拝むことができます。
午後6時45分に観相窓が開くのを待ちます。
《大仏殿》
日没前の空がきれいでした。
観相窓が開き、大仏様がお顔を覗かせます。
大仏殿の中に入ります。
午後7時からは僧侶が華厳経を唱え、祈願帳に従って名前と願いごとを読み上げて供養を行います。
私たちもその場でお祈りしました。
先祖供養に来たのですが、世界中のコロナの終息と平和な日々を祈らずにはいられませんでした。
お参りを終えた時にはすっかり日が落ちて・・・
灯籠がなくても幻想的で美しい光景になりました。
灯籠がないのは残念でしたが、その分観光客が少なくて、こんなにも静かにお参りできたのは初めてでした。
今年もお参りができて良かったです。
来年は参道に沢山の灯籠が並びますように・・・
伝統的な行事が途絶えることなく、いつまでも続きますように・・・
そう願いながら、大仏殿を後にしました。